2009年5月31日日曜日

思い出の記憶と連動する機械式腕時計の魅力。





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今晩は~ ポールスマート1000LEを愛する男 ポール吉田で〜す。
またまた久々のブログ更新で〜す。
今日はドカネタでは無くて機械式腕時計の簡単な お話しです。

ボクが20歳の成人記念日から個人的に勝手にコレクションさせて貰っている
クロノグラフ式メカニカルウォッチの代名詞でもある老舗ブライトリング。
この機械式時計は、自分にとって最高の気持ちの良いお気に入りのウォッチでもあります。

その時々に購入キッカケや時代に刻まれた数多くの思い出、そしてその場所、
または当時の人間関係などをさり気なく時計のモデルと連動して思い出します。
その腕時計を見たりチラリと眺めただけでもフラッシュバックのように
当時の記憶や思い出がシーンとして鮮明に脳裏に浮かび上がってくるのです。

この時計と過ごしたボクの小さな小さな思い出!
見えないような微かながらの小さな小キズも、
あああ〜あの時だったなぁ〜そういえば、
あの場所であそこにぶつかってコレは傷ついたんだなぁ〜とか、
あの人と一緒に食事に行ったなぁ〜とか、
の時計をつけてムチャクチャ憧れの人に間接的に出会ったりと!

そんな小さな事までも鮮明に思い出させてくれるのです。
これが、もし 自分にとってお気に入りの1本ではなく
ごく普通に乱雑に使っているような何でもないチープな腕時計だったのならば、
多分このような連動した熱い思い出も出て来ないのかなぁ〜?
なんて勝手にですがそう思ったりもします。

サラリーマン生活の長く続く所得貧乏なボクです。
お世辞にもお金がある部類には決して含まれない私生活を日々続けています。
身分不相応なくらい思い切り背伸びをして手に入れたお気に入りの機械式腕時計ですが、
今からして思い出せば、決してプライスでブランド優先とか
高嶺の高金額だけとかの問題ではないのかなぁ〜!と思っています。
それなりに手に入れるための決断力やコストは確かに掛かりましたが、
その分自分自身の満足のアイディンティーベクトルや気持ちよさと充実した思い出を
大切な一秒一秒の瞬間までをも腕時計のムーブメントケース内部に自然なカタチで
この目に見えないエネルギーを封じ込めているような気がします。

ボクが初めて機械式腕時計を手に入れるときに、
正直内心は金額の壁と未だ理解できない世界へ対して思い切り悩みそして迷いました。
そんなボクの躊躇を見かねてか?そっと背中を押してくれた先輩がいたんです。

「男なら自分が良いと思った趣味を勝手に節約するんじゃねぇ〜ぞ!」

どうしても欲しければその時は買えばいいんだ、
永く飽きずに気に入って使い続けられれば決して損はしないよ!

その先輩はフタちゃんと呼ばれる方でした。
当時の勤務会社「日産自動車」の直属の上司でもありました。
今では日産自動車を退職されて地元地方へ戻られましたからなかなかお会いできませんが、
その先輩が教えてくれたお店が現在のAFFの加古さんや甲斐さんその人達だったのです。
懐かしい思い出から9年の月日が流れました。

つい最近、購入した白文字盤のこのブライトリング。
A337シリーズ「ホワイトスーパーアベンジャー」も
既に沢山の思い出が自動的に刻まれ始めております。
さらに追加でこれからどのような新しい思い出が
このボクの機械式腕時計に刻まれていくのか?
自分なりに今からワクワクと非常に楽しみしています♪♪

皆さん。今日も素敵な1日を楽しく過ごしましょ〜う♪♪




撮影データー:カメラ本体 Nikon D200


  製造番号: No 2049634番 
  レンズ:タムロン:マクロレンズ SP AF 90mm  F2,8 Di   
  MACRO1:1
  最短撮影距離:0,29m フィルター外径:55mm 重量:405g
  レンズ構成枚数:9群10枚  (対比角度換算27,3°画角)
  最大径×長さ:97mm×71,5mm 最大絞りF:32
  ホワイトバランス:AUTO モードにて撮影。
  露出モード:プログラムオート  測光モード:中央部重点測光
  画像サイズ:S  画質モード: ベーシック ISO感度設定:200
  AFモード:AF−C  カラー設定:モードa (sRGB)
  
  場所:AFFにて
  Fotografie:Ryouji-Yoshida Nikon D200




2009年5月26日火曜日

今日は久しぶりの肌色の面会日へ参加です。





































































































仕事が忙しくて暇がないのは幸せな事です。
こんにちは〜ポール吉田です。ようやく記事更新です。

さて今日は横浜は元町商店街の地下室にて毎週恒例の肌色の面会日があります。
当社代表取締役社長柳本が突然、ペットを飼いたいと言い出しました。
なんでもタスマニアデビルという黒いコアラみたいな怪しい動物なんです。
可愛い生き物を是非にとも自分の自宅で飼ってみたいと訳の判らない発言をしていました。
オーストラリアに棲息する黒い生き物らしいのですが、絶滅の危機に瀕しているのだとか?
柳本社長は現在の三鷹市の自宅にて飼うらしいので、
ジャポンミタカデビルと複雑怪奇なるネーミングなんでしょうね〜!
ワシントン条約で多分輸入が禁止されている生き物だと思うんですが〜!
行動力がありすぎるところがありますから何となく心配です。さて、どうなることやら〜

さて本題です。最近急速スピードと連続リピートでエピセの超常連となった
ASMの総本山で最高責任者を務められる金山総店長とも久しぶりにお会いできるのです。
先週は予定がギリギリですっぽかしてしまいましたから申し訳ありませんでした。
なんだか素晴らしいお話があるとかないとかでボクの心は期待満々です。
近い将来に最新型白いBMWミニの購入も真剣に考えていますから、
個人的なミニのカスタムモディファイプランも満載です。嬉しいですね〜

それから最近あの桂川さんが、ニコンの高級機D700を手に入れられたとか?
ムッチャクチャに悔しい〜で〜す〜!迷っているうちに先を越されてしまいました。
さすが尾鷲のスーパースター桂川さんはその行動力が全然違います。
ボクも負けてはおられませんよ〜D700購入を秘かに狙っています。

そんなこんなで楽しみな肌色の面会日です。9時30分にいつもの場所に集合だそうです。


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2009年5月18日月曜日

夏の計画。











お久しぶりです。こんにちは〜!ポール吉田です。
5月18日の今日は凄く天気が良い日でした。
ボクの愛車ポールスマートに乗って意味も無く何処か遠くへ行きたかったのですが、
相変わらずに仕事が忙しくて全然動けません。まぁ平日ですから無理もありませんが、
こんな日は愛機ニコンのD200を持って街へ繰り出してみたいですね〜!
5月は梅雨に突入する6月とは違って1年の中で一番気持ちの良い季節でもあります。
梅雨があければそのまま自動的に夏ですからね〜、
夏になれば休暇を利用して泊まり込みの2泊3日くらいの予定で旅がしてみたいです。
フェリーにバイクを載せて近所の離れ島にでもフラリと行きたいと真剣に思いました。


吉田 良二 29歳



2009年5月9日土曜日

単焦点90mmマクロレンズの世界。横須賀界隈。















































こんにちは〜。今日は本当に真夏日のように良い天気ですね〜!!
ポカポカ天気でちょっと眠くなってきました。
お話は昨日になりますが、
愛機ニコンのデジタル一眼レフカメラD200を手にして
神奈川県は横須賀市近辺を撮影の為にウロウロしていました〜。
天気が良い日はどんな景色も素敵なコントラストで楽しませてくれそうです。
太陽光線の元で撮影する醍醐味は何ともいえない大きな魅力です。
今回も数多くのレンズコレクションからセレクトしました。
D200への装着レンズはタムロンのマクロ単焦点90mmを選択です。
中望遠DXフォーマットデジタル換算で135mm相当の画角が得られます。
「装着レンズ:タムロン社製:マクロレンズ SP AF 90mm  F2,8 Di 」 
最近のボクの18番お気に入りレンズです。

何となく気に入った細い路地やお店の看板など適当に撮影しました。
時の流れを感じさせてくれる古い木で作り上げられた
ボロボロの看板なんかは僕の超お気に入りの景色です。
いつも見掛ける普通の景色。さり気なく見落としていた物を
よ〜く見つめると決まって何らかの小さな変化があるのです。

いつも気づかされますが肉眼で実際に景色を直接眺めるのと、
カメラのレンズを通して見つめるのでは、まったく違う世界があったりもします。
目で見る風景色とカメラを通して撮影する色もまったく異なります。

肉眼にて、これは絶好の景気だぁ〜!!と思っても
実際にカメラで撮影すると思ったより雰囲気が出ていない写真が出来上がっていたり・・・。
本当に機械を通した色の乗り方と実際に映し出されるカメラの眼とは気まぐれなんですね〜。
これは多分このD200を自分自身が思うように使いこなしていない証拠なのかも知れませんね〜!
この反対に何でもない景色が凄く綺麗に記録されている場合もたまにですが恵まれます。
嬉しいですね〜数多くの撮影記録画像から特別に気に入った1枚を選び出すのも楽しみの1つです。
これからもこの愛機D200に今以上の愛情をガンガンと注いで美しい景色を沢山撮影したいと思います。

今日も楽しい1日を過ごしましょう♪♪




  撮影データー:カメラ本体 Nikon D200
  製造番号: No 2049634番 
  レンズ:タムロン:マクロレンズ SP AF 90mm  F2,8 Di   
  MACRO1:1
  最短撮影距離:0,29m フィルター外径:55mm 重量:405g
  レンズ構成枚数:9群10枚  (対比角度換算27,3°画角)
  最大径×長さ:97mm×71,5mm 最大絞りF:32
  ホワイトバランス:AUTO モードにて撮影。
  露出モード:プログラムオート  測光モード:中央部重点測光
  画像サイズ:S  画質モード: ベーシック ISO感度設定:200
  AFモード:AF−C  カラー設定:モードa (sRGB)

  場所:横須賀付近付近にて
  Fotografie:Ryouji-Yoshida Nikon D200






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2009年5月8日金曜日

クリーム色のミニが本気で欲しくなってきました。












道路を歩いていて、ちょっと気になる可愛い車を発見しました。
それは、ボディーカラーがクリーム色のミニ君です。
外装内装ともにフルオリジナルのノーマル仕様「純正標準仕様」でした。
何故、ノーマルなのについつい目がいってしまうのか?本当に凄くお洒落ですよね〜。

以前、ASMの金山総店長の赤色のスペシャルミニの運転席に座らせてもらった事があります。
多分、その時に体に中に興奮のDNAが記憶としてインプットされたのでしょう!!
最近流行の豚インフルエンザではありませんが
人から人へのこういう思考回路のセンス感染って本当にあるそうですから怖いですね〜。
ある意味これも立派なインフルエンザウィルスと同等、心なしかそう思います。

バイクのポールスマート1000LE などは普通に購入しましたが
車となると車庫証明やら駐車場の確保とちょっと頭が痛いですね〜。
これから夢の実現めがけてミニミニ貯金を本格的にしようと思います。



        撮影データー:カメラ本体 Nikon D200

  製造番号: No 2049634番 
  レンズ:タムロン:マクロレンズ SP AF 90mm  F2,8 Di   
  MACRO1:1
  最短撮影距離:0,29m フィルター外径:55mm 重量:405g
  レンズ構成枚数:9群10枚  (対比角度換算27,3°画角)
  最大径×長さ:97mm×71,5mm 最大絞りF:32
  ホワイトバランス:AUTO モードにて撮影。
  露出モード:プログラムオート  測光モード:中央部重点測光
  画像サイズ:S  画質モード: ベーシック ISO感度設定:200
  AFモード:AF−C  カラー設定:モードa (sRGB)

  場所:金沢文庫付近にて
  Fotografie:Ryouji-Yoshida Nikon D200



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2009年5月6日水曜日

ポールスマート1000LEのモディファイ&カスタムを考えています。





[30DSC_0491.jpg]





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こんばんは〜
ポールスマートをこよなく愛するポール吉田です。

憧れの柳本社長がまた新たに限定のGPを狙っているそうですが、
物欲モードのスイッチが入るともう誰にも止められません。
さてさて柳本社長はさておいて、
最近誰も手掛けていないようなポールスマートのカスタムを本気で検討中です。
甲斐さんの真似では失礼ですから、ボクはボクなりに独自の路線を突っ走りますよ〜!
ここまで完成度の高い上品な70,Sカフェスタイルに仕上がっているのですから
この微妙なバランスを崩したくはありません。

せっかくの大型丸目ヘッドライトとロケットカウルの流線型の流れはそのままで、
ガソリンタンクをオールアルミで同じカタチに製作しようかなぁ〜と秘かに検討中です。
燻銀のオールアルミ燃料タンクに表面はポリッシュ仕上げを目標としています。
テールカウルも出来ましたらアルミのパネルから1枚で製作して貰いたいなぁ〜と思います。
リベットビスで定期的に補強を入れて航空機のような素材感でシンプルに仕上げたいんです。
タンクの右横にはCB750カフェのような丸いアクセントを入れてみたいと思います。
この丸いアクセントの造形美は意味不明ですが、
スパルタンでレーシーな大人の雰囲気で凄くマシン的にも格好良いと思うんです。
美味しいところだけの真似かも知れませんが、
ポールスマートの特徴でもあるこの鮮やかなグリーンフレームを活かしたいと思いました。


[DSC_9181.jpg]


タンクはポリッシュシルバーでテールも同じく、
そして欲を言えばフロントカウルもドライの軽量ブラックカーボンで仕上げてみたいです。
一見ポールスマートらしくない筋金入りのビンテージ風70年代カスタムで、
ですけれどやっぱり個性はそのままポールスマートを上品に目指します。
こんな計画を考えているだけで楽しくなって来ますね!
さあ、カスタムの軍資金を貯めるためにも一生懸命に仕事も頑張るぞ〜!


吉田 良二 29歳


[DSC_8385.jpg]


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2009年5月4日月曜日

フランスの占星術師・予言者ノストラダムスの日









こんにちは〜 ポール吉田です。

2009年05月04日は何の日?
尊敬する社長 柳本代表にヒントを頂きボクもネットで調べてみました。
検索していたら、これまたなんと懐かしい人物が登場です。
5月4日の今日はノストラダムスの日とありました。
1555年、フランスの占星術師としてもお馴染みの
あのノストラダムスさんが『百篇詩集(諸世紀)』を出版した記念日だそうです。

ボクはお恥ずかしいお話なのですが、
今から遡ること10年前に恐怖の大予言なんてのを少し本気で信じていました。
予言によりますと1999年に地球が滅亡するかも知れない?と煽られていたのです。
運良く今でも地球は健康的とはいえませんがこうして残っています。
当時はそんな恐ろしい予言で世間は終わりが来るかも?と賑わっている時期でした。
1999年当時のボクはまだまだ若い19歳でした。
この19歳になったと同時にあああ〜予言の日が近づいてきた〜!
ボクの人生はもしかしたら20歳までしか生きられないんだろうか?
と内心怖い恐怖心と嫌な記憶が今でもしんみりと呼び覚まされます。
実は10年前にはこれだけではなく、
コンピューターの99年から00年更新切り替えでとんでもない事が発生する。
こんな数字や記号にまつわる可能性にまで都市伝説にも似た恐怖が蔓延していたのです。

今でも地球滅亡のようなカウントダウンで温暖化へ向かっていると思われるのですが、
ノストラダムスのように期日を決めてじんわりと脅してくれた方が
より深刻に環境に対しての危機感がダイレクトに受け止められるのかも知れませんね!

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フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)からの長文はそのまま引用です。

このビッグネーム ノストラダムス(Nostradamus, 1503年12月14日 - 1566年7月2日)は、
ルネサンス期フランスの医師、占星術師、詩人。また料理研究の著作も著していたそうです。
日本では「ノストラダムスの大予言」の名で知られる詩集を著した。
彼の予言は、現在に至るまで多くの信奉者を生み出し、様々な論争を引き起こしてきた。

本名はミシェル・ド・ノートルダム(Michel de Nostredame)で、
よく知られるノストラダムス(ミシェル・ノストラダムス)の名は、
姓をラテン語風に綴ったものである。しばしば、「ミシェル・ド・ノストラダムス」と
表記されることもあるが、後述するように適切なものではない。

ノストラダムスは改宗ユダヤ人を先祖とし、
1503年にプロヴァンスで生まれ、おそらくアヴィニョン大学で教養科目を、
モンペリエ大学で医学を、それぞれ学んだ。南仏でのペスト流行時には、
積極的に治療にあたり、後年その時の経験などを踏まえて
『化粧品とジャム論』などを著した。

他方で、1550年頃から占星術師としての著述活動も始め、
代表作『ミシェル・ノストラダムス師の予言集』などを著し、
当時大いにもてはやされた。王妃カトリーヌ・ド・メディシスら王族や有力者の中にも
彼の予言を評価する者たちが現れ、
1564年には、国王シャルル9世から「常任侍医兼顧問」に任命された。
その2年後、病気により63歳で没した。
彼の作品で特によく知られているのが、
『ミシェル・ノストラダムス師の予言集』である
(『諸世紀』という名称も流布しているが、適切なものではない)。
そこに収められた四行詩による予言は非常に難解であったため、
後世様々に解釈され、その「的中例」が喧伝されてきた。
あわせて、ノストラダムス自身の生涯にも多くの伝説が積み重ねられてゆき、
結果として、信奉者たちにより
「大予言者ノストラダムス」が祭り上げられることとなった
(「ノストラダムス現象」も参照のこと)。
これに対する学術的な検証は、長らくほとんど行われてこなかったが、
現在では、伝説を極力排除した彼の生涯や、
彼が予言観や未来観を形成する上で強い影響を受けたと考えられる文献なども、
徐々に明らかになっている。そうした知見を踏まえる形で、
ルネサンス期の一人の人文主義者としてのノストラダムス像の形成や、
彼の作品への文学的再評価などが、目下着実に行われつつある。